平屋に住みたい
開放感のある居間が欲しい
暖かく省エネな家がいい
家庭菜園を楽しみたい
勉強は子供部屋ではなくファミリールームで
そんな要望をいただき、住まいづくりを担当させていただきました。2019年春、芽室町に完成した新居の住み心地と家づくりを伺いました。
М邸は東側道路に面する土地にあり、朝から昼にかけて日射取得がしやすいように玄関とリビングを南側に配置しました。南側には家庭菜園もあります。
玄関と、家の東側には約1.8メートルの庇をはり出しポーチを設置。道路側には木製の目隠しフェンスも設けて道路側からの雨風や日射、視線などをほどよく遮りました。
外壁は耐久性、デザイン性に優れるガルバリウム鋼板を主に採用しましたが、玄関周りは板張りでナチュラルな印象も加えました。外観の印象が優しくなりますし、塗装などのメンテナンスも1階部分や玄関まわりだけなら足場を組まずに施工できることもメリットです。
玄関に入ると右側には奥行き7メートルの玄関土間が続いています。
約7メートルもある玄関土間を進むと壁に傘などの収納があり、奥には家族用のシューズクローゼットと、家族の靴を脱ぐ場所、そして食品庫もありました。シューズクローゼットのない家は不便だった経験があるので、ここは重点ポイントでした。
鍵なども綺麗に保管できる工夫が。買い物をして靴をしまい、食品庫に食材を収納し、キッチンに直行できる生活動線です。
リビングに入った瞬間、多くのお客さんが驚く開放感。
その要因は、リビングが18畳と広く、しかも南面の天井が約5メートルと高く、高窓(ハイサイドライト)を含め南側全面に窓があるからでしょう。
対面式のキッチンはパナソニックとTOTOで大いに悩みましたが価格と機能を考慮してパナソニックを選択。
リビングの奥にはファミリースペースがあります。両サイドに長い学習机とホワイトボードがあって
勉強したり、最近取り組んでいることをホワイトボードに記入したり...。集中しやすい空間で勉強もはかどります。このホワイトボードは上下します。
子ども部屋は天井の高さが最も高い場所は約6m近くあります。ロフトもあります。
平屋住宅は1階にLDKや水回り、子ども部屋、主寝室など全てを納めないとなりません。М邸の場合は、平屋住宅ですが延床面積で136.6m2(約41坪)なので、8畳の主寝室には4畳のウォークインクローゼットを設けるなど十分な収納確保も可能でした。
家づくりの経緯を伺いました。
家づくりのきっかけは?
それほど持ち家志向はなかったのですが、素敵な家を見るのが好きで、住宅会社のモデルハウスや完成現場見学会を夫婦で何度も訪れました。転勤のある仕事で、各地の社宅で暮らしてきました。古くて結露やカビ、寒さに悩まされる家もありましたし、子どもにとっては住環境、そして転校も負担になっていたので、戸建て住宅を建てて住みたいという思いはありました。
石井建設との出会いは?
石井建設という工務店があることは以前は知りませんでした。他の住宅会社のオープンハウスを見学に行った帰りに立ち寄ったのが石井建設さんのオープンハウスで、
まず外観のデザイン、素材感に驚いて
居間に入ったらすごく天井が高くて、開放感が良いなと思いました。
オープンハウスでは、この音更の平屋の家が素晴らしくて、心に残りました。見学会の際には、どなたが石井社長かわからなくてほとんどお話もできなかったのですが、素敵な家を建てる工務店だなとは思いました。
その後、ほかの住宅会社にも相談して、図面などで提案などもしてもらったりしていたのですが、何かピンとくるものがなかったんです。
後日、石井さんから手書きのお手紙をいただいて、そういえば石井建設の家が良かったなと思い、打ち合わせをお願いして、イメージや予算を伝え、納期の見通しなども相談して。石井建設に決めた理由は、音更の平屋住宅の印象が良かったのと、石井社長の人柄だと思います。
住まいづくりの重点ポイントは?
石井さんとも10回以上打ち合わせをしましたし、夫婦でもよく話し合いました。洗面所は朝、込み合うので大きめにしたり、コンセントの数やトイレの手洗いの棚など、一つひとつをじっくり検討しました。注文住宅なので決めることが多かったのもそうですが、自由に選べましたし、悩んでも石井さんは気長に待ってくれます。自分たちでよく考えて決めたことばかりなので納得できる、というのは大きいと思います。 土地探しもいろいろ検討しました。最終的に選んだ土地は144坪と広くてその分予算はオーバーしました。でも近くに公園もあり、以前住んでいた家からも近かったので、これより良い土地はもう見つからないだろうと、思い切って選びました。外観の色を緑にしたのは好みです。お風呂はドアが取り外せるTOTOの製品が、将来もし介護が必要になっても使いやすそうだと考え選びました。カーポートは後日設置しました。除雪の手間が減るのは楽でした。
テレビボードやウッドデッキ、上下するホワイトボードなど石井建設さんの造作もいろいろあります。
平屋は当初から決めていたんですね?
石井建設さんの平屋のオープンハウスが好印象だったのが大きいですね。平屋は割高だと聞いてはいましたが、自分たちが高齢になったとき、階段は負担になると思いましたし、他の住宅会社のオープンハウスを見た時も、階段が急な家が多かった印象でした。2階建てより割高かと心配はしましたが、大手ハウスメーカーではなく石井建設さんにお願いした段階で、価格面では安心でした。実際、平屋の家に住んでみて、良かったと実感しています。もともと間仕切りの少ない家が好きで、LDKを広く確保しましたし、どこにいても家族の気配も感じられるのは良かったですね。
住み心地は?
住み始めたのは2019年の4月。1年経って思うのは暖かいということです。冬の日射取得でかなり室内が暖かくなり、なかなか冷えません。夏は、暑くなりそうな日はロールカーテンを下げて日射を遮ります。少しだけクーラーをかければ十分です。洗濯物もよく乾きます。 無垢材の床が裸足で生活しやすく快適です。ハムスターを飼っていて、リビングなどあちこちを走り回っています。同じくルンバも床段差がないので家じゅうを掃除してくれます。 娘の友人が遊びに来たり宿泊することが増えました。子ども部屋ではなくファミリールームで勉強できたらと考えていましたがその通りになりました。家庭菜園はもともとやっていましたが、庭が大きくなったので好きな苗を心置きなく育てられます。枝豆は知人に配ったりもしますし、イチゴも落花生も育てたいですね。
天井が高いし開放感が嬉しいですね。私たちの要望をいろいろ盛り込んでいただき、満足の家づくりでした。